症状
去年の5月、犬の散歩中に腕を後方に強く引っ張られて転倒した。
1か月後、同じ腕の位置でストレッチをした際にクリック音(雑音)が出現。
近くの整形外科・大学病院を受診しMRIを撮り、靱帯が伸びていると説明されたが、はっきりとした原因がわからなかった。
分析
小胸筋の筋腹でクリック音
烏口上腕靭帯の硬さ
→五十肩に繋がる要素あり。
施術内容・経過
治療直後より、クリック音が減少。しかし、再発する状態でした。
肩甲骨の安定性が悪かったため、肩甲骨を安定させるトレーニングを指導した所、クリック音も大幅に減少し、安定した状態になりました。
担当者よりコメント
肩関節はどの方向にも自由に動かすことが出来る関節ですが、1度でも自身の可動域を超える動きをしてしまったことで関節周辺の組織・筋肉に負担がかかり支障をきたしている状態でした。その状態を放置すると、痛みや可動域の制限といった五十肩と同様の症状が出現してしまいます。
今回のケースの様に、痛みが出なくてもクリック音(雑音)が鳴る原因を正確に分析して、正しく治療する事により、五十肩症状の予防にもなりえます。