先日のブログで膝折れ(膝が突然ガクッとなる現象)の原因は

『内側広筋』という筋肉が固くなってしまうことです

とお伝えしました。

 内側広筋

では、なぜこの筋肉が硬くなると膝折れが生じるのか。

 

 

内側広筋に限らず、過剰な負担や外傷などで筋肉にコリができると

その筋肉は筋力を発揮しにくくなります。

 

 

 

みなさんも長い階段を上った後やハードな筋トレをした後に

足に力が入らなくなってしまった経験はありませんか?

それと同じような現象です。

 

筋肉は適度な柔らかさがあって十分な力が発揮できるのです。

 

 

 

『内側広筋』という筋肉は膝をしっかり伸ばしきるために働く筋肉です。

 

 

 

今回の患者さんの場合、過去に右足首を骨折をしており、

自分でも気がつかないうちに右足をかばうように歩いていました。

その結果、太ももの内側に過度な負担がかかり、筋肉にコリができてしまったと思われます。

この場合、いくら筋力トレーニングをしても膝折れが良くなることはありません!

 

 

 

つまり

右足の骨折⇒右足をかばった歩き方になる⇒右内側広筋に過度な負担がかかる

⇒歩きはじめに足をついたときにうまく力が発揮できず膝が不安定になる

膝折れがおきる

といった流れで膝折れにつながったと思われます。

 

 

 

実際、左右を比べると右足の内側広筋だけは硬くて、押すととても痛みが強い状態

丁寧に筋肉をほぐしていくと、伸びきらなかった膝も十分に伸びるようになり、いい感じ♪

 

 

先日、1週間ぶりに来院され、

『以前に比べて膝がガクンとなる感じがだいぶなくなりました!』

とご報告を頂きました(*^。^*)