症状
1週間前から左腕が上がらなくなり、重い物が持てなくなる。
整形外科に通院し首のレントゲンを撮り、ストレートネックの診断を受ける。
「腕の症状の原因はよくわからない」と言われる。
薬やリハビリを行っても症状が変化しない。
頭を上に向けると首が痛い。
二の腕が痛い。
分析
頸椎7番、胸椎1番の可動性低下
ストレートネック
上腕骨の上方、前方変位
施術内容・経過
治療
左側をメインに頸椎、肩関節の調整を行う。
説明
肩関節周囲炎(四十肩)と頸椎椎間板ヘルニアの前兆の症状であることをお伝えする。
指導
無理に動かすことを禁止、痛みの無い範囲で使用することを指示
→関節が傷つき、炎症が起こる可能性がある
二の腕の痛み消失
左腕の挙げづらさは残存(以前よりは軽快)
右肩のコリが気になってきた
左肘付近のつっぱり感が気になる
治療
治療レベルをアップし、今回は右側の調整も行う。
→術後、スッキリした感覚が出る。
宿題
肩甲骨の体操
肩関節の可動域広がる
(横から挙げる動作が出来るようになった。前から挙げる動作がまだ辛い。)
腕の辛さが軽減し、首肩のだるさが気になるになった
治療
顎関節の調整を追加する
宿題
咬筋のほぐし、口を開けて顎の力を抜く
説明
くいしばりにより、頸椎の可動性が低下する事を説明する。
2週間チャレンジOK。
肩は前から挙げた状態で重い物を持つ時が痛い
首肩のだるさあり
首の痛みはまだ残存しているが、可動性は増大している
宿題
大胸筋のストレッチを追加
左腕の痛み消失(挙げる動作も問題なし)
頸椎の可動域更に増大
担当者よりコメント
四十肩、頸椎椎間板ヘルニアの前兆の症状でした。
今回の様な症状から進行していきます。
多くの方が、挙がらない・動かないから無理をして動かして悪化していきます。
今回は悪化する前に状態をしっかり分析し、治療する事が出来ました。
正しい治療を行うことで、今後も再発を防止する事が可能です。