症状
一週間歩行量が増加した際、元々痛めていた右膝関節内側に違和感。
徐々に痛みが増し、特に、座っている状態から立ち上がる時に激痛が走る。
分析
ハムストリングス・臀部・膝窩・ふくらはぎの過緊張
膝蓋骨可動域制限
股関節内旋可動域低下及び屈曲制限
下腿外旋
施術内容・経過
分析のもと筋肉の硬さとバランスを整え、股関節、膝関節、
足関節のアライメントを修正。
術後、膝の痛みが減少する。
屈曲時の膝蓋骨の可動が増加する。
治療から2.3日は膝の痛みが消失。その後、少しずつ痛み出現。
セルフストレッチを指導し、アライメントの崩れを減らす。
合わせて下肢のストレッチを指導する。
筋と関節のアライメント修正
痛みが減少し。日常生活での歩行は痛みなし。
筋と関節の調整後、歩行のクセを指摘し正しい歩行を指導する。
日常は引き続き問題無し。
正座・踏み込みでの痛み軽減の治療を行う。
症状が消失していた事で歩行量を増やし過ぎ痛みの出現。
再度、膝の使い方と歩行量に対して指導。
膝関節屈曲の可動性がアップ。
今後の事を考えMRIを勧める。
MRIの画像を確認
→右内側半月板損傷と判明
膝の正しい使い方について説明、半月板の負担がかからないトレーニング指導。
膝関節の使い方が改善され全く痛みのない状態になる。
歩行もスムーズになり、歩行量が増えても問題無し。
半月板に負担がかからない使い方がマスターできる。
右脚に全体重がかかっても痛みが出なくなる。
担当者よりコメント
半月板損傷は、手術以外に治癒する手立てが無く痛みが引かない、
または痛みと上手く付き合っていかなければならないケースも少なくありません。
今回のケースでは、半月板に負担のかからない膝関節の正しい使い方と
必要な筋力トレーニングで、短期間に痛みを取る事が出来ました。
やみくもにトレーニングを行っても痛みを取る事は出来ません。
正しい分析と正しい治療、正しい使い方が出来れば、
膝に痛み無く長く使う事が出来ます。
筋力を落とさないように引き続き筋力トレーニングを行いながら、
現在の状態を今後もキープしていきましょう。