症状
2012年から腰痛が発症。
2017年1月から腰痛が悪化し、くつ下が履けない、
朝、前かがみが出来ない、左下肢に痺れ、
今まで続けてきたテニスも出来なくなる。
分析
腰椎2番 圧迫骨折
腰椎3、4、5 滑り症
腰椎2、3番 狭窄症
腰椎4番 骨密度低下
腰椎5番 ヘルニア
施術内容・経過
腰部・骨盤まわりの筋肉、関節の調整を行う。
MRIの説明を行う。
長時間の座位・立位は気をつける様、説明する。
前回術後ゆるみが出る。翌日重さあり。
立位⇔座位の時に腰椎2番痛。
起床時から午前中まで前屈・後屈痛。
肩甲骨の可動性が低い為、肩甲骨周りも含めて治療を行う。
骨盤を後傾させるようなトレーニングを行う。
腰を反らせない身体の使い方を指導する。
【3・4・5回目】
治療後、40分後に重だるさあり。
来院当初より疼痛軽減(10→4~5)
起床時・洗顔・電車で30分の立った状態はきつさあるが、
朝にトレーニングをすると動きやすくなり、疼痛も減少する。
ほぐしのレベルを上げながら、腰殿部・背部及び肩甲骨周りの調整を引き続き行う。
【6回目】
約1週間前に1日から2日腰痛が出現。
長時間の座位で左下肢にジーンとした違和感が出現する。
腰部・臀部・下肢の硬さや関節の動きをチェックしながら治療を行う。
【7回目】
歩行量が増え、足趾(母趾)にしびれ出現する。
座位の状態から立ち上がる時の痛みが軽減している。
腰椎の症状進行中の為、足趾(母趾)に痺れ出現した旨を説明。
【8回目】
前回出現した左母指の痺れはほぼ消失。
腰痛軽減している。30分通勤での立位の辛さは残存。
左大腿部のジーンとした違和感も消失。→進行ストップ
伸びをする際、腰部を反らないようにすること、
体側の伸ばしをする際は、やや前傾で行う事、以上の2点を指導する。
【9回目】
治療後、腰部が、とても楽になる。
左母指の痺れ・大腿部の違和感共に完全に消失。
通勤での立位が辛い為、骨盤を後傾させるトレーニングを指導する。
今後、胸郭の可動を上げて腰部の負担を減らしていく。
担当者よりコメント
多くの疾患が合併している状態が続くと、一つの症状が出現したときに一気に増悪するケースは少なくありません。
今回の様にMRI画像を参考にし、的確な治療をすることが出来れば少しずつですが症状は軽快していきます。
今後は、症状が出ないような身体の正しい使い方を覚えながら、しっかり身体のリセットをしていきましょう。