肩や首の凝りでマッサージや整体、整骨院、カイロに行っている方は多いです。

そして、治療ミスによってかえって悪化したり
重篤な事故に繋がる事もあります。

数年前に顔面神経麻痺で私の治療を受けに来た患者さんのお話をします。

以前から首、肩の凝りが酷くマッサージ、
整体、整骨院に通っていました。

ある時、突然上手く喋れなくなり飲み物が口からこぼれたり、酷い頭痛という症状が出たそうです。

すぐに救急車で運ばれ、一命は取り止めました。

くも膜下出血です。

しかし、出血している部位が特定出来ず
1ヶ月入院。
ようやく特定されたのが
頸椎1番の椎骨動脈乖離という病名です。

まず、頸椎の状態を分析してみました。
頸椎1番のズレと不安定性が明らかにありまました。

首のマッサージをする時にかなり強く押されていた事により頸椎1番がズレてぐらぐらになり
椎骨動脈が破裂した。
この流れです。

その場ですぐに破裂するケースが少ない為
何が原因でくも膜下出血を起こしたのか
分からないのです。
なので、マッサージを受けてくも膜下出血になるとは思わないのです。

治療院がたくさん増える中、
技術、知識不足の先生が
かなり多いのが現実です。

因みに整体、整骨院、理学療法士の先生は
マッサージ出来る国家資格は持っていません。
もし、治療ミスか発覚しても泣き寝入りとなります。

患者さんもこの様なケースに巻き込まれない様
先生の選び方に気をつけて下さい。

施術内容・経過