症状

去年7月に肋骨を3本骨折し、あまり歩くことが出来ていなかった。

8月から左膝関節内側部に痛みが出現。

歩き初め、階段昇降時に痛み、安静時にジーンとした嫌な感覚がある。

整形外科で「変形性膝関節症」の診断が有り。

左膝関節は過去に7回の水腫、ヒアルロン酸注射をしたことがある。

左臀部・大腿外側部にも疼痛が出現していた。

分析

大腿外旋・下腿内旋による捻れ

膝関節屈曲伸展可動性の低下

膝蓋骨可動性の低下

脂肪体可動性の低下

左股関節外旋により下腿も外旋方向へひっぱり

 →歩行時に下腿内旋方向へもっていく為、捻れの増大。

施術内容・経過

来院当初は炎症症状が強く出ていた為、炎症を早く引かせるための処置及び日常生活動作の制限などを指導。炎症の症状が引いた時点で筋・関節の調整を行いながら必要なトレーニングを実施していきました。

すると4回の治療で痛みの度合いは、治療開始の半分に減少。

そして16回の治療で階段時の痛みはほぼ消失。

さらに外出で歩行数が増えても膝の痛みは消失しました。

担当者よりコメント

骨折により日常生活で動けない日が多かった事で下肢の血流は落ち筋肉量も減少し、膝関節に痛みが出てしまいました。『変形性関節症』の診断がありましたが、正確な分析のもと正しく治療を行い間違った膝の使い方を修正する事で痛みを改善する事は可能です。今後、落ちてしまった筋肉量を上げながら再び痛みの出ない様にケアしていきましょう。