症状

約5年前、夜勤の仕事で睡眠が取りづらくなり、電車で動悸や息苦しさが出現。

人混みに行くと、のぼせ・ホットフラッシュが出現。

逆流性食道炎の既往があり胃がよくもたれる

息苦しさも治療をするが変化なし。

睡眠は寝つきが悪く、途中で何度も起きてしまう。

そのため、全体の倦怠感があり。

頭痛・生理痛もよくあり、薬を飲んで落ち着かせている。

また、起床時、左腰部に痛みが走る。

3年前に原因不明の肺気胸を起こしている。

 

分析

内臓の硬さが増大していることにより頭部への血流量が増加

ホットフラッシュが起きやすくなる

副交感神経の力が大幅に減少し、睡眠の質が下がる

また、息苦しさと発作の出現率が増大

 

施術内容・経過

治療

仰向けのみで腹部を温めながら治療を行う。

冷たい飲み物のあとは温かい飲み物を飲む事、刺激物は避ける事等の日常生活での指導を行う。

治療後、呼吸がしやすくなる。

 
・車で1時間の運転で息苦しさが出現。

・左腰部の痛みは減少。

前回より寝つきが良く、中途覚醒も1回のみだった

のぼせ軽減

・頭痛は1回あり、薬を飲んだ。

・胃の調子は、夕食時もたれる感覚がある。

 

治療

前回に引き続き足と腹部を温めながら横向きの治療も加える。

肩甲骨周囲・前頸部の硬さがあった為、トレーニングを指導する。

 
・息苦しさは少しあり、息を吸いづらい。

→体操をすると楽になる。

・パソコンをしている最中に頭痛が2回あり、薬を飲んだ。

・生理1週間前の為、腰の痛みあり。

→仙腸関節の可動性低下

→腰部の硬さ増大

・のぼせは軽減。

・食事をしても胃の調子は問題なし。

 

治療

うつ伏せの体勢を追加して治療を行う。

 
・1週間前に生理により体のだるさは少しあり。

→生理痛は軽減し薬も多く飲まなかった。

・起床時の腰痛は時々あり。

・2日前、強い頭痛があり、起きていられなかった。

→血管の収縮力増大により炎症が起きた為。

睡眠に関して、寝つきは問題なく中途覚醒も1回のみだった

・食事後に時々胃がもたれる。

外出日ものぼせは、ほぼ出現していない

 
この2週間は頭痛なかった

・1週間前、仕事で忙しく1日息苦しさが出た。

・起床時、座位から立ち上がりの時、腰に痛みあり。

寝つき、中途覚醒1回あるがほぼ問題なし

・食後のもたれる感じは軽減している。

のぼせ消失

・肩のハリは感じる。

バスに乗っても症状は出現しなかった

 

治療

自律神経メインでの治療を行う。

今後、腰部の状態を診ていく。

 
・1週間前に生理だったがだるさや辛さは少なかった

副交感神経の力が付いている為

→2日目に頭痛と腰痛が少しあった。

・息苦しさは1回のみ。

・睡眠:寝つき問題なし、中途覚醒は2回。

・朝に時々、胃酸が出る。

のぼせは問題なし

・肩のハリは時々感じる。

バスは前回同様、問題なし

・胸部のツッパリ感を感じる。

 
日常生活は問題なく楽に過ごせた

息苦しさは大幅に減少した

・腰部痛は波があり。

・ゴルフ後に右肩甲骨の痛みあり。

・仕事が忙しく、肩のハリを感じる。

寝つきが良く、寝られるようになった

・昨日胃のもたれがあったが他の日は問題なし。

のぼせ消失

バスも問題なく乗れた

・胸のツッパリは少し感じる。

 

担当者よりコメント

夜勤の仕事などで生活のリズムが崩れることにより、自律神経のコントロールができなくなっていました。

その後も同じような生活を続けていくうちに症状が次々と出現してしまいます。

今回のケースのように、全体的に硬くなってしまった内臓の筋肉をほぐしていく事は、副交感神経を高め、自律神経の安定に繋がります

今後は自律神経の安定性をキープしながら、腰の状態も改善していきましょう。