スタッフの吉川です。
先日、ランニングをするとすぐに膝が痛くなるという男性がみえました。
2年前から同様の痛みがあり、一度は走るのをやめようかと思ったけど、子供と一緒に走りたいのでしっかり治したいとのことでした。
その気持ちよくわかります!
都内の某有名整形外科で診察を受けたところ、
『内側半月板損傷』
と診断をされたようです。
ご本人はその診断に対してどこか納得していない様子で、
本当に痛みの原因が半月板にあるのか見てほしいと
問診、検査を丁寧に行い
・半月板を損傷したきっかけがはっきりしていない
・痛みが出るのは走り始めて2~3分経ってから
・日常生活上はほとんど問題が無い
・膝の内側の圧痛がない
・膝関節の不安定性がない
・足(特に股関節)の使い方に左右差がある
ことなどから
現在の痛みと半月板損傷との関連は少ないと判断しました。
その上で、股関節の使い方を修正すると
正座をすると膝が痛い⇒痛みが全くなくなる
一歩踏み出した時の膝が不安定でグラグラする⇒動きが安定し、ぶれが全くがなくなる
といった変化がでました!
ご本人も変化を実感され、
『やっぱり、半月板は関係ないんですね!』
『足の使い方だけで、こんなに変わるんですね!』
と喜びの声を頂きました。
今回の件を通してお伝えしたい事は
内側半月板損傷がある=膝が痛みの原因は半月板にある
とは限らない
ということです。
(ちなみにMRIでははっきりと半月板の損傷がみられました)
まだ、ランニングをするには準備が必要ですが、12月のマラソンに向けて頑張りましょう!