院長の堀内です。

46才、女性
6月末から足の甲、すねに痺れ、座っているとももの前面がピクピクけいれん、痺れ、冷たくなってしまい、座っている事が出来ず、仕事にならない。
整形外科で、腰椎、股関節のレントゲンを撮り、異常なし。
整体に行き、腰の硬さが強いという事で強く揉まれ、

翌日から更に症状が悪化。
現在、不眠の症状もあり自律神経もおかしくなってしまっているとの事で当院に来院されました。

分析の結果です。

大腿神経、動脈圧迫、坐骨神経圧迫
各神経の伸長低下(通常7㎝が2㎝)
腰方形筋の柔軟性低下
交感神経優位による神経の緊張増加と不眠
内臓機能低下


この状態で安易に筋肉をほぐす、または整体をするのは悪化して当然です。

神経の圧迫部位を特定し、負担が掛からない最小限のアプローチで圧迫を取っていきます。
ご本人の希望もあり、腰のMRIを撮ってきてもらいました。

結果、ヘルニアも狭窄症もすべり症もありませんでした。


症状がひどい場合はMRIで体の中の状態を確認し、問題がない事をご本人が知る事で、安心して治療を進める事が出来ます。


途中、手のしびれ、顔のしびれ、食欲低下、など色々な症状もありましたが・・・

2ヶ月半経過した時点で、ももの前面のけいれん、痺れ、冷感は消失し、長く座ることもできる様になりました。食欲も戻り、睡眠の質も向上しています。


今は足裏に痺れが残っていますが、臀部の筋力低下が問題です。


引き続きリハビリを入れながら治療を進めていけば改善出来ます。