メディカルスタッフの塚本です。
中学1年生のバレーボールをしている男の子が来院されました。
小学校6年生の時にオスグッド病になったそうです。
※オスグッド病とは?
成長期の男の子に多い症状で、
ジャンプ動作を繰り返す競技でよく起こります。
膝のお皿の下の柔らかい骨が剥がれたり、腫れたりし、
痛む症状です。
整形外科に行ったそうですが、
シップを渡されて、「ストレッチをしながら、しばらく様子をみて下さい」
と言われたそうです。
シップを貼っても、ストレッチをしてもまったく良くならず。
一緒に来られていたお母さんもとても不安そうでした。
体を診させてもらうと、膝の皿の下がぽっこり、ピンポン玉のように腫れていました。
ちょっとでも指が触れると、
「痛い!」
と、さわれる状況ではありませんでした。
まずは炎症を取る事が大事だと思ったので、
腫れている所には炎症を取る治療を施しました。
ここまで腫れるには何か原因があるんじゃないか・・・
と思ったので、原因を調べてみると、
股関節のゆがみがかなり入っていました。
お母さんにも一緒に確認してもらうと、
「ほんとだ。全然気づきませんでした。」とビックリされていました。
股関節のゆがみが、膝に負担を与えていたので、
ゆがみも一緒に取りました。
2回目に来院された時には、
お母さんがとても安心した顔をしていました。
「先生!膝の下を触ってもほとんど痛くなくなりました!」
と開口一番、お母さんが喜ばれていました。
僕もその姿をみて嬉しくなってしまいました^^
状態を確認すると、
膝の炎症もほとんど引いていたので、
膝には溜まっている老廃物を流す治療を行いました。
股関節の方はゆがみも取れて来ていたので、
さらに動きをよくする治療を行いました。
治療後、本人も「だいぶ足が軽くなりました」とニコニコしていました。
こうゆう子を診ると、
「もっと早くうちに来ていればここまでひどくならなかったのに・・・」
といつも思います。
間違った対処法を続けていると痛みが取れ辛くなっていきます。
これを読まれている方は、そうならないように、
一緒に早期解決していきましょう^^