水泳の際に肩が痛むという川口市在住50歳男性の患者様から、
新しく喜びの声を頂きました。
症状
3年前に左肩の腱板断裂を起こし、リハビリを行っていたが転倒し痛みが再発。
2年前、転倒により右肩を剥離骨折。
それにより左の使用頻度が増え、痛みが増強。手術はしてもらえずリハビリを行うが水泳の完全復帰には至っていない。
現在はクロールのリカバリー時に肩に雑音(クリック音)が聞こえ、痛みも出る状態。
6月から水泳を週に1回しているが、今後は大会を目指したいとのことで来院。
肩の分析結果
・肩関節内旋可動性の低下、肩関節前上方変位
・棘下筋・小円筋の硬さ、棘上筋・肩甲下筋の筋出力の低下
→リカバリー時にインピンジメント(衝突)が生じる
・関節内の癒着により肩峰下滑液包の滑り低下
・肩甲骨の外転が上手く出来ていない
・胸椎が後弯状態でロックされている
症状改善の経過
一旦水泳は中止し、肩関節が上手く機能するように治療・トレーニングを指導。
治療6回目で水泳を再開。水泳動作の指導も行いました。
日常生活の動きでの肩の痛みが大幅に減少。
治療9回目の時には、クロールを泳いだ時の怖さや肩の痛みなどもなくなっていました。
ストリームラインも綺麗に出来るまで回復しています。
当院からのコメント
以前の怪我が完治しないまま、正しくない動きで関節を使用し続けることによって、関連する筋や組織が炎症を起こし痛みとして出現します。
肩関節などの可動範囲が広い関節に対しては、痛みの原因を細かく分析し、正しい関節の使い方を行わせることがもっとも重要になります。
今後は、身体のメンテナンスと共に全力で泳いでも痛みの出ない様に肩の調整をしていきましょう。
実際の患者様の喜びの声