以前他の治療院で「バキッバキッ!」と腰を矯正する治療を受け、足に痛みと痺れが出ていた方のお話です。
当院で治療を続け、足の痛みと痺れはほとんど回復し、ご本人も生活してて気にならないぐらいまで良くなりました。
最近、運動を始めたそうで「筋トレとストレッチを2回行ったら、その後また足に痺れと痛みが出てきました」とのことでした。
整形外科での診断結果は?
また痺れと痛みが出たということで心配になって、整形外科に行かれたそうです。以前、痺れと痛みが出た時にも腰のレントゲンを撮影しており、その時とほとんど変わりなかったようです。ドクターの見解は「腰の神経の部分が少し腫れているのかもしれないね」という形だったそうです。
今回の足の痛みと痺れの本当の原因とは?
まず体をチェックさせていただきました。腰の検査を行いましたが、悪い反応はありません。「これは、腰が原因じゃないな」という風に判断しました。股関節・骨盤・臀部などの検査をしてみると、悪い反応が出ています。念の為、腰のチェックも行いながら、股関節・骨盤・臀部の施術を行いました。
ちょうど、お尻の下の部分の筋肉がかなり硬くなっており、おそらくその部分で坐骨神経に負担をかけている状態でした。
坐骨神経の機能が低下して、その状態でたくさん動いたことによって痛みが出ていました。念入りにその部分の施術を行ったところ、痛み・痺れともに楽にすることが出来ました。
本当に腰の神経が腫れているのであれば、いくら筋肉が柔らかくなったところで、神経の腫れが取れない限りは症状は改善しません。
症状が改善しているということは本当の原因に対してしっかりアプローチできたということです。
足の痛みと痺れがあるからといって腰が原因とは限らない
よく、足に痛みと痺れが出ていて「腰が原因です」と言われることがありますが、全てがそうではありません。間違った判断では、いつまでたっても症状は良くなりません。「どの部分が本当の原因なのか?」をしっかり見極める必要があります。
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