U様 49歳女性 川口市在住
症状
去年の7月、山登りでの下山中に足を滑らせて転倒。
右手関節のコーレス骨折と同時に尺骨の骨折をして、
2週間後にプレートを入れる手術をしました。
病院でのリハビリはなく、右手の可動性がかなり低下し、
動かすとかなり痛みが強い状態。
また、前腕の重だるさも出現していた為、来院されました。
早速、患部の状態をチェックしてみました。
手術の直後ということもあり手関節と手指のむくみが強く、
特に手関節の背屈の可動域制限が顕著にありました。
前腕の重だるさや手指のこわばりが強く出ていた為、
指を動かしている筋肉を細かく調整していきました。
むくみやこわばりが取れはじめてきたら、
可動域を広げるトレーニングと共に筋力トレーニングを入れながら
治療を進めていきました。
約半年後にプレートを取る手術を行い無事成功し、
その後も治療とトレーニングをしていきました。
10回の治療で自分で手を動かした時の痛みは消失し、
手関節可動性も大幅にアップ。
落ちていた筋力も徐々に戻ってきました。
プレート除去の手術後、手関節のアライメントは多少崩れましたが、
今までの治療の効果もあり修正にはほとんど時間はかかりませんでした。
【当院からのコメント】
手術直後の関節可動性の低下を避ける事は出来ませんが、そこから硬くなってしまった筋・関節を正しく治療する事により手術前の状態に近づける事が出来ました。
ストレッチやトレーニングも正しい方法で行う事が最も重要になります。
今後は手関節の可動性をより上げながら、筋力を付けて重い物も持てるようにしていきましょう。