症状
約5年前ダンス練習後に左膝裏と内側に痛みが出現し、その1年後、右の膝裏・内側にも痛みが出現。立っているのが辛く30分持たない状態でした。左膝内側の痛みが一番強く、膝が伸びない感覚が強い為、毎朝ロキソニンを服用。病院・整骨院・鍼など、様々な治療をしたが改善しなかった為、来院されました。
分析
左膝内側の狭小化(左>右)→変形性膝関節症の急激な進行あり
大腿内旋・下腿外旋の捻れ
膝関節屈曲伸展可動性の低下
膝蓋骨の可動性低下
膝蓋支帯・脂肪体の可動性低下
施術内容・経過
来院当初は、分析を元に膝に痛みが出ない様、膝関節周囲筋・軟部組織を調整し、痛みを早く取る為の生活指導を細かい部分までお伝えしました。痛みが引いてからは、膝の状態の問題性をクリアにするためのトレーニングを各種組み合わせながら治療を行っていきました。
その結果、最初の治療後から楽になる日が出始め、治療回数を重ねるうちに立位時の痛みは大幅に減少し、10回の治療で歩行時の痛みはなくなりました。
担当者よりコメント
痛みがありながら長期間に渡り膝を使い続けていたことにより、痛みの無い膝にも負担がかかり、両方の膝関節に支障をきたしてしまいました。
痛み止めにより疼痛は和らぎますが、根本の症状の改善をするためには膝の状態を正しく分析して正常なアライメントにしていく事が最も重要です。
現在は、以前の膝のねじれも少なくなり、曲げ伸ばしの可動性もかなり出てきました。今後、長時間の立位・歩行にも対応出来るようにしていきましょう。