症状
昔から手足の冷感・睡眠時の中途覚醒と頭痛の症状があり
薬を服用している。MRIを撮ったが問題なし。
息苦しさ・呼吸のしづらさがある。
5年前から左足のむくみがあるが、検査上は問題なし。
20年前子宮ガンをしてから20kg増量。
2年前に腎臓ガンにて右の腎臓を摘出。
分析
頸椎1番の狭小。
咬筋・側頭筋の硬さ、左右差あり。
腹部のはり、硬さ。
施術内容・経過
治療
仰臥位にて、頭部に枕を入れて呼吸を楽にできる状態を保ち治療を行う。
術後、力が抜けていく感覚が出る。
固まっている筋肉をほぐしながら副交感神経のスイッチを入れ、
交感神経を徐々に下げていきましょう。
・前回治療当日帰宅してから少し頭痛が出現するが2,3時間で消失。
その後、3日間頭痛なし、薬も服用しなかった。
・呼吸が少し楽になる。
・睡眠時の中途覚醒は残存。
・目のかゆみ、頭重い感覚が2日前から出現。
治療
枕の調整を行い、引き続き副交感神経を上げる治療を行う。
前回より、範囲を広げて下肢のアプローチも行う。
・頭痛やや軽減する。
・熟睡できる時が出てくる。
→以前はよく寝られている事がなかったので良い日が出てきている感覚あり。
・睡眠時の中途覚醒は少し減少傾向。
・前回の治療後、頭痛無し。
・眠気が出てくるようになる。
→副交感神経の力が上がってきている為。
治療
前回と同じパターンにて治療のレベルを上げて行う。
術後、首肩の楽さが出る。
・治療後の夜は熟睡が出来た。
・お正月が忙しく頭痛が2,3日続いた時があった。
・睡眠とれない日もあり。
→副交感神経の力がまだ正常でない為。
→今後、大きくしていくことが目標。
治療
未だに頸椎周囲の筋肉の硬さが強い状態。
また、腹部の硬さもあり。
今後、うつ伏せにて肩甲周り、背部のほぐしを入れていく旨、説明。
・治療後当日は熟睡できたが、徐々に寝づらくなる。
・頭痛薬はほぼ飲んでいない。
・頸部の辛さは残存している。
治療
仰臥位にて再度、下肢、脱力の治療を行う。
・頭痛の頻度が減少(昨日の一回のみ)
・睡眠時の中途覚醒も1~2回と頻度減少。
・血圧は問題なし。
治療
仰臥位に加えて、伏臥位の態勢で治療を行う。
・前頸部・後頚部のはり、肩こりを感じる。
・娘さんのリフォームで忙しさ↑
・頭痛は時々あり。
・睡眠時の中途覚醒は前回よりあり。
治療
前回同様、首肩を中心に上半身の治療を行う。
・バタバタしている影響で、中途覚醒は残存。
・頭痛の頻度は減少し薬を飲む回数も少なかった。
・頸部、肩のハリは前回より落ち着いている。
治療
前回と同様の治療を行う。
治療中、眠る。
・風邪により胃腸の調子が悪く少し下痢気味。
・頭痛は前回に続き減少。
→側頭筋の癒着が取れてきている為。
・睡眠の状態も良好。
→副交感神経のリカバリー力が付いてきた為。
担当者よりコメント
長年の症状として当たり前のように持っていた頭痛や不眠ですが、
体の状態を正確に分析し正しい治療を行っていく事で自律神経の安定化に繋がります。
今回のケースのように短い期間で症状が軽快することも珍しいことではありません。
自分の自律神経の状態を自身で理解することが出来るようになれば、
悪化した時に改善する方法はすぐに見つかるはずです。
今後、より良い状態をキープできるようにしっかり身体のメンテナンスをしていきましょう。