症状

整形外科にて、8年前に右膝、3年前に左膝の変形性膝関節症の診断。

ヒアルロン酸注射を打ちながら、ロキソニン・湿布使用中。

方向転換、階段の昇り降り(特に下り)、座位から立ち上がりの時に

両膝痛あり。(特に左膝が強い)

左臀部・大腿部の外側にツッパリ感がある。

歩行時に股関節が痛む時もあり、現在、杖を使用し歩行している。

 

分析

・ 膝関節屈曲可動性の低下

・左股関節内旋可動性の低下

・左足関節偏平足・外反傾向

 

施術内容・経過

まずは痛みが強い左膝からの施術を始めていきました。

施術することで痛む場所は変化しながら、4回目の時には左膝の痛みは軽減。

右膝の施術も同時に進めながら、トレーニングや日常生活動作を指導。

8回目で歩行にも変化が現れ、方向転換の痛みも軽減してきました。

14回目の時には両膝とも痛みは軽減し、歩きやすくなりました。

数年単位の変形性膝関節症ですが、比較的早いペースで変化してきています。

 

担当者よりコメント

長い間、ヒアルロン酸注射と薬のみの治療をしていましたが、根本には改善せず変形が進んでいる状態でした。

『変形性膝関節症』の治療には膝関節だけでなく、股関節や足関節の調整も必要になります。

そして、改善の為には下肢の状態を正確に診る分析力と的確に筋肉・関節にアプローチが出来る治療力が必要不可欠になります。

今後は膝関節の変形を防ぎながら、痛みなく生活が出来るように正しい膝の使い方をマスターしていきましょう。